作業療法学科
一人ひとりに寄り添える作業療法士に
障碍を持つ人が自ら活動し、新しい可能性を想像することをサポートしていくのが作業療法士の仕事です。 そのため作業療法学科では患者様一人ひとりの立場に立ってサポートできる、その人らしい生活を考えられる作業療法士になれるよう、教員も日々学生一人ひとりに向き合うようにしています。また授業では教科書に書かれている情報だけでなく、さまざまな現場を意識した内容を大切にしながら、自ら進んで学べるような環境作りを心がけています。
作業療法学科とは
幅広いリハビリテーション領域を受け持ち、「心のケア」という部分で患者さんを支えることができる作業療法士は、その活躍の場が増え続けています。
作業療法学科では、卒業後すぐに現場で活躍できる高度な専門知識と技術を持ちながら、患者さんの心に寄り添えるプロ意識の高い作業療法士を育成します。
作業療法士とは
作業療法士(Occupational Therapist:OT)は、患者さんがスムーズに自身を持って社会復帰できるよう、生活そのものに寄り添いながら二人三脚でサポートします。そのために必要なさまざまな訓練技術、専門知識を座学・実習を通じて習得。さらには患者さんの意欲を引き出すための心のケアまで幅広く学んでいきます。
柏リハ作業療法学科の特色
子どもから老人まで多岐にわたる分野の病院や施設で実習を行い、基礎から専門、関連領域までを横断的に学びます。机上では得がたい生きた知識と経験は、将来セラピストとして活躍するうえでの貴重な財産になります。柏リハでは心技体の調和を目指して作業療法の枠にとらわれない教育を行います。
3年間の学びのステップ
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1年次
地域体験実習(1週間)
医療に従事するための基本的概念、リハビリテーションの考え方などを基礎から学び、ベースとなる知識、基礎的なスキルを磨くことができます。また入学後すぐに隣接する福祉施設での臨床体験を実施します。
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2年次
評価実習(4週間)
対象者の状態を把握し、どのような作業療法が必要かを評価するための検査・測定方法などを学びます。一概に評価といっても身体障害・認知障害、精神障害、発達障害など、領域は多岐に渡ります。4週間の評価実習では、知識やスキルを確かめることはもちろん、OTの資質を高めることも重要な目的となります。
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3年次
臨床実習Ⅰ・Ⅱ(各8週間)国家試験強化対策
基礎の見直し、専門の応用、ひとつひとつの実技まで、3年間で学んだことの振り返りを行います。OTに求められる総合的な知識を固めることで、国家試験対策にもつながります。また、8週間の現場実習では、OTとしての適切な行動や態度、責任感を高い次元で養います。
作業療法士の活躍フィールド
病院・診療所・リハビリテーション施設・介護老人保健施設・特別養護老人ホーム・企業研究施設・スポーツ領域など